FXのスプレッドという言葉を知っていますか?このスプレッドは簡単に言うと売値、買い値の価格の差額のことを指しています。この部分の差額からFXの業者は利益を生んでいます。スプレッドは手数料と考えるといいかもしれません。取引手数料無料の業者も増えていますが、FX業者の利益はこの差額から生まれていたのです。

売値と買値の差額でFX業者は利益を出す

FX取引を利用していると、このように売り、買いの2種類の値段が表示されるのです。この差額が必ずついているのです。なぜこのような差があるのかというと、この差額からFX取引の仲介業者が利益を確保しているからになります。取引手数料のかからないFX業者が多くありますが、業者はこの差額から利益を得ている、と考えてください。例えば売り値が100.85円、買い値が100.25円だとします。そうすると、売りと買いの差額は0.6円となります。この0.6円分がスプレッドです。この表示があるのは、FX業者が不当に利益を得ていないことを証明するためにも表示されていると考えていいでしょう。このような売り買いの両方の為替レートを同時に表示しているものを2Wayレートと呼んでいます。

FX業者を選ぶには原則固定の業者を

スプレッドには変動スプレッドと固定スプレッドの2種類があります。変動スプレッドは幅が低いときは安く済みますが、タイミングによって幅が広がってしまうので割高になることもあります。一方で、固定スプレッドは基本的に差が固定されているので(場合によって、変動することもあります)、常に一定の差額を頭に入れればいいことになります。変動スプレッドは経済に偏りが出たときに大きく高くなってしまうことがあります。為替市場の影響をダイレクトに受けるのがスプレッドです。為替が安定しているときはいいのですが、少しでも市場が荒れると売り手と買い手の需要と供給のバランスが崩れ、広がることもあります。そのため、常に市場を把握していられないのであればとくに、原則固定や100%固定のスプレッドのFX取引業者を選ぶことが推奨されています。