上がると予測して買ったのに、相場は下がる。
下がると予測して売ったのに、相場は上がる。
よくある事ではありますが、こういった場合にルールをしっかり確立しているかどうかが収支には大きく影響します。
売買ルールがきちんと設定できていない場合の影響は、損失が発生した際に現れるものです。
売買ルールを設定するということは、ある程度自分で決定した範囲の中で売買を行うということです。
完全自動のシステムトレードとは異なるものの、言ってしまえば売買を人に任せるシステムトレードのようなものです。
例えば、何らかのテクニカルを利用して、特定の売買サインが出た際に取引を行う場合などはシステムトレードと変わりがありません。
異なる点をあげるならば、注文を出すのが人の手かどうかという点で、これも売買ルールのうちのひとつです。
上記のような規則的な動きによる売買に限りませんが、ポジションを持った場合の行動についても決めておくことが必要です。
例を挙げれば、評価損がどれくらい拡大した場合に切るのか、どれくらいの収益で利食いするのかといったことです。
こういったことも単純にPipsで判断するのではなく、テクニカルやチャートポイントを参考にすることもできます。
結局は、取引を長引かせてしまうということがルールがきちんと定まっていないという証拠といえます。
しっかりと見極めてポジションの処理を行えていれば、売買ルールに従っているといえます。